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昭和19年のご朱印(3)

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東大寺と言えば天平13年(741年)国分寺建立の詔が出され各地域には国分寺と国分尼寺が置かれることとなった。大和の東大寺、法華寺は総国分寺、総国分尼寺とされた。東大寺の境内に入るときに潜る南大門、大仏殿の巨大さに驚かされるが、総国分寺に相応しい広大な敷地にはこのほか鐘楼、二月堂、三月堂をはじめ著名な建物が幾つも存在する。今回は昭和19年の東大寺のご朱印の紹介です。① 総国分寺印 ② 東大寺印 ③ 大仏殿印 ④ 鐘楼印 ⑤ 二月堂印 ⑥ 三月堂印 です。

境内の一番奥には正倉院がある。正倉院といえば、先月大仏殿内で明治時代に見つかった金銀荘の太刀が正倉院御物の国宝 陽宝剣、陰宝剣だと分かったとの発表があった。これらの刀は聖武天皇の遺愛品で妻の光明皇后が献納した後、正倉院から持ち出され明治時代に大仏の台座の下から発見されるまで幻の宝剣とされていたという。平城遷都1300年記念の年にこうした発見があるのも因縁というものであろう。
また正倉院御物の中には「蘭奢待(らんじゃたい)」と呼ばれる香木があり門外不出とされたが、この香木の一部を切り取り焚いたとされるのが、足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、と織田信長ら時の権力者であったと言うことでも先ごろ話題になった。
なお、蘭奢待」という名前は、蘭という字の中には「東」という字があり、奢という字の冠は「大」があり、待という字には「寺」があるので「東大寺」を隠し字にして名づけられたと聞いている。昔の人もこうした遊び心を持っていたというのが面白い。
by bogie21 | 2010-11-07 09:21


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