寸又峡バスツアーの二日目は大井川鉄道に乗車する旅となった。 大井川は長野県との県境の南アルプス間の岳(あいのだけ)を源流として駿河湾に至る168kmに達する日本三大急流に数えられ昔から大雨が降ると下流は洪水で悩まされたそうだ。現在では流域に幾つものダムが出来て洪水の心配は無くなった。 大井川鉄道は東海道線の金谷駅を起点として千頭までの区間と、千頭から更に上流に進んで井川までのトロッコ列車の走行する区間に分かれている。このトロッコ列車の一部区間にアプト式走行区間があり1000分の90という勾配を登り下りしている。JRが碓氷峠のアプト式を廃止したので大井川鉄道のこのアプト式が我が国唯一のものとなった。 我々は寸又峡の宿を出て一先ず乗り合いバスで奥泉まで下り、トロッコ列車に乗り込んだ。そして大井川に沿って上流に進み長島ダムの手前からアプト式電気機関車に押し上げてもらう格好で長島ダム駅に到着、機関車を外してさらに上流に向かい接阻峡(せっそきょう)温泉駅で下車 ここで昼食を摂った。 昼食後は接阻峡まで迎えに来てくれた観光バスに乗り込み、途中長島ダムに立ち寄り千頭に向かった。千頭からは大井川鉄道の売り物、SLに乗り込み新金谷まで80分の旅を楽しんだ。新金谷からは再び観光バスで東京に向かい丁度午後8時に東京駅に到着 二日間の旅を終えた。 峡谷の紅葉 奥泉からトロッコ列車に乗車 長島ダムの手前でアプト式機関車を連結 ダム湖 レールの中間の歯車がアプト式 長島ダム 長島ダムからアプト式で動く列車を見る 千頭駅からのSL C10型 客車もレトロ 名物車掌が客車を廻って明治の鉄道唱歌などを ハーモニカで吹いてくれた
by bogie21
| 2009-11-28 17:58
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